231


比較的長い期間運用されアフリカやロシアなど幅広い戦場で活躍した231は正式な改良から現地改修、更に補修型を含むとその迷彩塗装やマーキングと共に様々なバリエーションを見ることが出来ます。今回はそれらの資料を念頭に“ありえたかも知れない”と言う枠組み内で自分好みの車両を製作してみました。基本的に中・後期型砲塔(20mm機関砲はFlak38仕様の長砲身、《HG師団に見られた》Mg34機銃を装備)を初期型車両に取り付けたハイブリッド仕様として、現地改修車によく見られたジェリカンラックや工具箱を追加、装備品も新旧を混ぜて多少変化させています。キットに無い装備として1941年から砲塔内に搭載されたFu.Spr.a無線機用のアンテナを追加しています。
 

設定時期はクルスク戦前後として、同作戦において使用されたマーキングを採用(第IISS擲弾兵師団をイメージしています。車両番号は実存しているものですが、作例の車両はあくまで妄想範囲の物です。塗装はジャーマングレイにダークイエローの2色迷彩としました。また今回同時に製作したPUMAとは新・旧車両の違い以外でも対比を意識して製作しました。国防軍所属のプーマに対して231は親衛隊所属とし、迷彩色とそのパターンも使用されたカラーと共に比較できるように設定しました。

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