9月12日追加しました。

*左がキットのままの状態です。作業性を良くするために首をまず延長します。(これにより頭の角度を微妙に変更できるので何かと便利です。表面には細かい傷がかなりあるので根気よくスムーズにしていきます。その後溶きパテで更に修正します。帽子のモール度もいまいちなので、シャープにしています。最後はパテで髪を追加しています
耳のモールドをデザインナイフで掘り起こします。右がキットの状態ですが、これでは聞こえませんね・・・・

全体的にゴムっぽい?!しわが施されていて違和感がありました(画像右)。シワの数を多少減らして角を少し尖らせるようにモールドを付け直してみました(画像左)。シワに関しては個人の好みの問題ですね・・・個人的にはメリハリがあり多少そのスケールにあったディフォルメを施してあるものが好きです。
(アルパインやミニアートのフィギアがそんな感じです。)またこの辺で一度全体のバランスを仮組をして確認します。たいていの場合脇が開きすぎていたり首が短すぎたりしてます・・・

*時間のかかる作業ですが、各部のディテールを掘り起こします。ベルトやポケット、各部の縫い目、襟、袖口をより立体的にしていきます。指の角度や胴体や脇の隙間も処理します。略帽の徽章類は出来が悪いのでいったん削り取りました。これらはパテで再現します。
*最終的に首の収まる部分はこのように処理をしています。パテでキットには無いシャツのカラーを再現します。
この際、出来るだけ隙間が出来ないように注意します。パテが柔らかい間に首の角度の微調整を行います。それにしてもどのフィギアも少し肩が張りすぎているように見えます・・・。今回は新製品紹介ですのでこれ以上の変更は控えます。基本的にどこが悪いのかでは無く、どこが、そしてどういいのかを見せるのがこの記事の役割ですからね・・・。それにこの辺のことは個人の好みの差が相当出る分野ですからなんとも一概に言えません。
頭部を装着後長さや角度を調節していきます。また実際に情景等にセットをしてそれぞれの位置関係、そして設定に合う細かい目線の調整等を行います。

オリジナルのキット比較すると、首の長さそして角度、腕の取り付け位置と手の平の角度が少し違います。ここでは二人の関係がより自然に成るように工夫します。製品をそのまま使用すると多少のぎこちなさがどうしても出てしまうのが常です。これは原型がおかしいのではなく製品化する過程で微妙に出来てしまうずれから生じるものです。