Armour ModellingHG Panzer division
251c/17 (Italy)


AFV251c・17


実車について:
ヘルマンゲーリング師団に対空戦闘車両として配備。
251C
型をベースに20mm機関砲Flak38を搭載。360度旋回させるために側方装甲板は可倒式とされ操作性の向上に効果があったが、大量生産向きではなく少量が同師団のみに運用された。同車から機関砲を取り去り指揮車、およびサプライ輸送車両等にも利用された。無線機が装備されていない例があった?作例では装備していません。擬装用フックがあるものと無いものが存在したようです。


組み立て:
サイドパネルを倒して戦闘中を再現する場合は問題無いが、その他のシチエーションでは複雑な形の車体上部の箱組をきっちり行うが必要があり、まめな仮組みと、微調整が必要でした。特にキャビン切断部に設けられた補強部分には隙間ができやすいので注意。また補強部品そのものの頂点の合わせ目にはギャップができてしまうのでパテで修正しました。

目立つピンマークはほとんど見られないのですが、後部ハッチパネルの内側にやむなく数箇所存在するので処理。AFVのハッチは可動式です。細かい部品が多く切り出しには注意!転輪の一部のモールドが甘いためにゴムリングの塗装が行いにくい部分があります。

ディーテールUP&改造:
フェンダーステー追加。
フェンダーの前部をカット。内側が見えるので薄く加工。
バイザーの表面処理。
ラックの追加。
ダメージ跡の追加。裏側からルーターで削り込み、先が丸い棒などで反対側から押すように形をつけていく。やりすぎたところやフェンダーのエッジが無くなってしまった部分はパテで再現&修正。
表面引けの処理(車体側面最前部)
ライト用の各コード追加。
ハンドルを左に切った状態に加工。
一部バイザーは若干オープン気味に加工。
チェーンの追加。
後部にMGマウントを追加。後部にMG34を搭載した車両がチェニジアに派遣された部隊の車両には確認できる。(グランドパワー #160 p123)

工具箱その他装備品等
ダメージ時表現、金具を自作。フェンダーが欠損している側についている工具箱側面部分はジャーマングレイです。2つあるはずの工具箱の一つが脱落していると言う設定でオリジナルの塗装色が見えていると言ことです。同様に車体前部の側面下部も同様の理由からジャーマングレイです。その他の工具類はキットのものを使用。一度留具類を取り去りエッチングを使う。20mm機関砲薬莢、シェル、カートリッジ、弾薬ケース等ヴォエジャーのエッチングセット。とってもいい感じです。

ジェリカン:
フェンダーのラックに入れてあるものは当然
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燃料をこの場所に置く乗員はあまりいないかも。
水を記す白線付。色も車体と違いと少し濃い目。
車体内部には燃料用ジェリカンあり。(ジャーマングレイもあり)
拭き取りようのウエス付。

キャタピラ(カステン):
バリが多いのと合いがカステンにしてはあまりよくない。
特にゴムパッドの部分は目立つバリがあり処理が必要。
キャタピラには装着する方向があるので注意。
起動輪をキャタピラにフィットさせるために多少加工する必要がある。
予備キャタピラにはピンを通す部分に穴を開ける。
錆び塗装はエアブラシで3色、筆塗りで2色、そしてパステル2色の組み合わせ。
錆塗装に関しては排気管の塗装も同様。こちらはブラックで煤を追加。