3L: a2  


泥の表現と下塗り:









ブラウン系の塗料で車体下部をそして影になりそうな部分を中心に下塗りを行います。

その後、自家製の泥を塗りつけます。今回は情景様ではありませんのでホルヒのように派手に泥をつけませんでした。冗談にも上品とは言いがたいですが....。

泥はパステル、ドリル使用時に出たプラスチックの細かい削りカス、木工用ボンド等を混ぜています。


基本色の塗装:

砲塔以外の部分は第一の基本色レイヤー塗装が完了しています。

サンドイエロー、フラットホワイト、フラットブラウン、フラットイエローを適当に混ぜて基本色としました。全てタミヤのアクリルです。




全体の第一レイヤーの塗装完了。この後、太陽が直角に当たると思われる部分には基本色より少し明るめのトーンの塗料を作り吹き付けます。これが第二レイヤーです。(上記の基本色にフラットホワイトをさらに足したもの)

迷彩塗装:

フラットグリーンに少量のデッキタンを混ぜたもので薄めに迷彩塗装を施します。塗装前に各転輪を装着しておきます。

車載道具類等右の画像より多少変更しました。 

自作装備品:

後付後部ラック: 
プラ板でAの部分はカッターで木目をつけています。

B: プラ板製木製箱。Aと同様カッターで木目をつけ角を落としてあります。

C:鉛板を丸めた毛布類。

D:ジャキ台:カッターによる木目加工。

E:ロシア歩兵セットからの雑嚢。

以上の部品はまだ接着しておりません。各部品を別々に塗装した後〔基本塗装〕車体に接着予定です。 


ステンシルによるマーキング:

手書きによるマーキングではなく、今回はステンシルを使用しました。

ステンシル使用の際に気をつけている事はステンシル本体がしっかり車体にマスキングテープ等で密着されている事、そして適度な塗料の濃度とコンプレッサーの圧力のバランスが保たれているか等です。

残念ながら適度な濃度や圧力は使用している塗料、コンプレッサー、またエアブラシにより微妙に違うはずですので、この件に関しては自分で色々試してみるしかないように思います。練習あるのみです!

また塗装を一度に決めてしまおうと思わず数回に分けてから塗装を行う方が塗料が垂れにくくなる様で結局良い結果が出ると自分の場合は思います。

現在2本のエアブラシを使っていまが、その内の一つは塗料を乾燥させるだけのために使用しています。



基本、迷彩塗装の両方がほぼ完了いたしました。画像では分かり難いですがこの時点で太陽が平行にあたる部分〔主に車体側面〕と陰になる部分には濃い目の基本色、そして太陽が直角に当たる部分にはフラットホワイトを少量混ぜたものをオバースプレイしています。車体の下に行くほど色は濃くなっています。


キャタピラの装着:

個人的に長期間使用してよれよれになったキャタピラが好きなので、リンクは最大の95こまを使用しました。でももう少し少ないほうがよかったと今は思っています。

先ず6個ある転輪の下部に週間接着剤を付けて固定します。
そしてきゃらぴらの接合部分が起動輪の前面に来るようにして最後のピンを差し込み完成です!

この瞬間はやっぱり気持ちいいですね。

キャタピラの塗装:

順番が逆になってしまいましたがキャタピラの塗装です。先ずレッドブラウンで全体を塗装します。元々カステンの部品はレッドブラウンぽイですが...。作る方にしてみれば作業のやり易いプラスチックの色だと思います。さすが!
その後ジャーマングレイで塗装。そしてさらにNATOブラックで仕上げました。転輪のゴムの色とキャタピラの色が全く同じであると困りますから....。その後パステルで軽く汚しています。

とりあえずこの状態でよく乾燥させてからまた新たな汚しを車体と同様に行います。

前後フェンダーは薄々攻撃を加えその後熱してよれよれにしました。ネしすぎにご注意!また砲身の”テカリ”は今回とてもよい感じになったのではないかと思っています。車体の全ての部分をフラットにしてしまうより一部だけでも鈍い光を発している部分があった方が本物らしく見えるような気が最近します。

砲身はブラウン系で先ず塗装してジャーマングレイ、基本色、そして若干のグリーンをかけました。後はひたすら丁寧に研磨です。

まだ汚しは行っていませんがほぼ出来上がりました!

うーん3号がこんなにカッコいいとは...。これは発見でした!3号戦車は種類もいろいろありますがこれは他の車体も是非作ってみたいと感じました。でも、このタミヤの感動的な組易さは他のキットでは味わえないのでしょうねー。

なにかこう手放すのが惜しくなりつつあります...同時進行でもう一台作る事は今後出来るかもしれませんが....。(無理かな?)モデラーの方々の中には確か6台同時進行とか言う恐ろしい方がいらっしゃったような....。

汚し:

汚しはリアルさを出すためには汚しは欠かせない作業です。基本塗装同様、慎重に行っています。

汚しの作業は自分の性格を反映してか?!個人的にもっとも”好き”な作業です。そしてその為に注意しないとついついやりすぎてしまいます。一度やりすぎてしまうと修復は殆ど出来ないので常に控えめに.....と自分にいい聞かせながらやっています。自分の気に入っているプロの作品等を作業に入る前に少し確認し全体の仕上がりをイメージしておくとするとうまく行くのではないかと思います。

どの車両の汚れる場所は大体決まっているので作例が違う車両であっても参考になると思います。

さて行程はだいたい以下の順序で行います。

チッピング・ 2種類
スクラッチング・
泥の付着・ 2種類
フィルタリング
ワッシング2.3回行います。
雨だれ&オイルステイン
パステルによる埃の表現
浮いて出ている錆
排気管等の煤の表現
機関銃や斧の刃の部分など金属部品の表現。
ドライブラシは行いません。

以上が主な項目で実は一番時間の掛かる作業なのかもしれません。しかし丁寧にすればするほど得られるられる仕上がりはとてもリアルなものになるので気合を入れて行っています。

基本的なチッピングを終えたところです。