Model Art #782 Wespe Tamiya 1/35







情景のテーマは雪の表現でしたが、車輌に関しては戦闘室覆うタープ、砲身カバー、そして毛布などの製作方法の紹介でもありました。布の表現としましては色々なマテリアルを用いる方法がありますが、個人的には塗装と加工が比較的に容易に行えるエポキシパテで全て再現しています。その他の素材では表現しにくいであろう破れや補修跡を簡単に表現できる点など多くの利点があると思います。最近さまざまなグレードのパテがありますが、それらの特徴を生かすことによりより表現力がUPすると思います。

さてここからは記事には書かなかったことですが・・・色々なものをカバーしたのは少々他の理由も存在します。砲身をカバーしてしまえば(まあ、実際戦闘中以外は殆どこうされていました。)わざわざメタルせいに交換することはありません。また戦闘室を覆えば中のディテールUPもそこそこで済みますしまたより特徴が出て一石に長です。このベスペは出戻って間もない頃に製作して特徴のない作品でしたが、今回の追加工作で設定した雰囲気に合った特徴のある車輌に変身してくれたと思います。エッチングばりばりのディテールUPは勿論かっこいいのですがたまにはこうしたソフト路線のものもいかがでしょうか?