Finemold 1/500 愛知県庁  モデルアート9月号

製作:

貯金箱でもあるために当然中は空洞になっています。(500円を飲み込める穴が天守閣後部にあり!)よって情景として仕上げるために少々面倒ではありますが、窓を埋める作業を行いました。全て黒に統一したプラペーパーを一気にキットの内側から貼り付けるだけで十分だと思いますが、より実物に近づけるために作例では白、グレー、黒の3色の物を(カーテンの色が複数あるために)準備してランドムに貼り付けました。大変合いの良いキットですが僅かながら隙間が出来る部分もあるので(建物のコーナー等を主に直角にあわせる部分、屋根の継ぎ目)ラッカーパテで埋めました。またそれらの合わせ目周辺等部分的にモールドを足しました。樹木類は主にドライフラワーの芯を枝に見立てて細かくちぎった情景用スポンジを接着したものを建物周辺に配置しました。正面玄関にはパテとドライフラワーを使ってお約束のソテツを製作、そして庭石には極小の石を使用しました。プラ板で花壇の枠をまた土はエポパテで再現しています。これら建物周辺に実在するエキストラを足すことによって本キットの精密さが更に引き立つと思いますが、同時にこれらはなんでもありの一番楽しい作業だったりもします。

E:屋根の部分の合わせ目は結構目立ので、できるだけそのギャップを埋た後、ひたすら立体的に見えるように削りました。画像Aは工作前の状態です。正面とサイドx2の合計3箇所の処理を行います。(画像AのCの部分。) 本キット製作で最も時間がかかった工作でした・・・・。画像Bは処理後のものです。
 
A

B
A :裏側をまず暗色で塗っておきます。 B : 窓をぷらペーパーで埋めていきます。ランドムに色分けします。
多少時間はかかりますが(正直めちゃめちゃ面倒でした・・・。)、この作業でぐっとリアルになります。!

C
C&D 建物のコーナーには僅かに隙間が出来るのでホットナイフ&パテで処理をしています。

D