Horch 4x4 type 1a 1/35 Tamiya

PUMA:

そうなんです。また手をつけてしまいました...。Pumaも終わってないというのに...。ちなみにはプーマは殆ど完成しているのですが、何故か机の隅の方にヘビーな偽装を施して駐車させてたままです...。恐らく乗車させる予定の車長の顔か何かが気に入らなかったような...。いや単に燃料切れだという噂もありますが..。腐る前に出してやらないといけません。(完成品のイメージがいまいち浮かばないのでそのままにしてあります。)


HORCH:

いやこれはホルヒの欄でした。このキット、20年程度例のごとく押入れのダークな部分に埋もれていたやつです。箱は黄ばんでいますがデイカール等OKの様なので製作する事にしました。

3号突撃砲、プーマ、ホルヒと流れは完璧にソフトスキンです。なんかいいですよーこの車両も。作っていて愛着わいてきます。間抜けなかえるのようなマスクが気に入ってます。それにしてもこのメーカー当時はドイツでも大手だったはずですが、VWとかBMW、ポルシェのように戦後名前が残りませんでしたね。このように戦後の混乱に埋もれてしまい二度と日を見ることのないメーカーは一体どのくらいあるのでしょうか?興味は尽きません。


さてこの車両、初期型には豪華な足回りがもれなく付いていました。多くの他の大戦初期車両同様四輪駆動、4輪独立懸架、4輪ステアリング、大型ボディーに81馬力、3.8リッターV8エンジン搭載、最高速度80km!と今日においてのもその性能は(燃費は無論論外)なんら遜色ありません。後期型になると複雑な機構を廃止、より生産性を上げるための努力が行われ4輪ステアリング等多くが廃止および簡略化されました。製作のキットは勿論ばりばりの4輪ステアリング付きなの1A型なので作例でも前後のタイヤのハンドルをきった状態に再現する予定です。それにしても軍用車の4輪ステアリングのメリットがいまいち把握できない自分です。(民間用でもよく分かりませんが)メカには疎い自分なのでなんとも言えません。 どなたかご存知ですかー!

PUMAのように放置状態にならない様ストレート組みにと思っていたのですが...見ていると気に成るところがちらほら出てきてしまっています。また古いキットだけに基本工作にも其れなりに時間が必要なようです。部品の分厚さや省略された各部、またバリの大きさ等丁寧に作業をする必要があります。
と言ってもそこはタミヤ。これだけ古くても同時代の他社製品に比べれば...。ぜんぜんいけてます。(しかし前回の3突との年代の差を感じないわけには行きませんね。)

それにしてもこのんなに古い物が堂々と新品で売れてしまう業界も本当に珍しいですね。普通に考えれば超ウルトラロングセラーです。(雑誌でどなたかがおっしゃっていましたがそのとおりです)
開発にそれだけ時間をかけてよい物を出していると言う事でもあるのでしょう。すごいの一言。

それほどいじる予定はないのですが(技術もついていかないし資料も殆どないし)どうなる事やら。とりあえずエッチングは一切使わない事を主な目標にして手を加えていきます。(そもそもホルヒのエッチングなんてありましたっけ?他のものを流用するぐらいではないのかなー)

先ずはやはり足回り:
(設計図に従っているだけです!)


PUMAの時のようにハンドルをきった状態にするため部品を容赦なく切り刻みます。なるべく実車の稼動する部分にあわせて加工しますが無理なところもあるのでその辺は適当にやっています。まーどうせ見えない部分ですし。

とにかく適当にやっています。裏返した時に切って貼っただけに成らないようにそれなりには工夫をしているつもりですが、各部品に開ける穴の大きさ、部品その物の大きさなど ”とても” いい加減です。一度も測ったりしていません。

指示器、サイドミラー:

サイドミラー用の部品です。キットの部品を薄く加工したものA,B、プラ棒、ワイヤー、鉛のプレートを使用しています。はじめはそのままにしておくつもりだったのですが、よく見ると結構目立つ位置にあるのでいじる事にしました。ミラー本体だけ交換でも、良かったかもしれません。この方法だと強度にかなり問題がでますし.....。

さらにプラ棒を使用した部品Aを使い、キットの方向指示器に取り付けます。部品AにはBとCを通すため、(ピアノ線と?忘れました!)2箇所穴を開けています。CはBよりやや太目のものを使用しています。口で言うと簡単ですが部品Aには少々てこずりました。もう少し素材自身が固めのプラ棒を使ったほうが良かったかもしれません。


Aの部分を先ず刳り抜いて鉛プレートで作ったBをはめ込みます。Cにはプラバンを使用

Aの所をエッチングソウを使用してある程度幅のある切り込みを入れます。カッターでその幅をさらに大きくした後、極薄プラ板で作った部品Bを差し込みます。実際この白いプラバンの部分はこんなに飛び出ているはずがないのですが、これは個人的にデフォルメしてます。(その他の部品も殆ど個人的にデフォルメしてると言う噂がありますがー。)


ドアの取っ手:

Aのプラ棒はカットすると楕円形になります。そしてその薄く切り取った部品をさらに2分割すると”取っ手らしき形”にする事が出来ました。ただの削りカスにも見えますがー....。



これも毎度のパターンです。キットの部品を切り離してワイヤーを差し込んでいます。これも測っていないので長さが左右の長さが違うような...。気にしない気にしない。

カバーはよく雑誌等で紹介されているお決まりのパターンです。濡らしたティシュを貼り付けて、木工用ボンドで接着。その後タミヤパテを溶いた物を塗っています。

   

だんだん形になってきました。4輪ステアリングだと言う事を見せるため上のように車輪は固定する予定です。
クラシックカーぽく成って来ました!それにしても昔の車のデザインは軍用民間に限らずかわいいように思います。と勝手に決めています。自分はあまり流線型のものを好まないのかもしれません。ジェト機よりプロペラの方が好きですし...。

キットには画像の黒丸で囲んだ部分にごちゃごちゃ余分なモールドが付いていますが、それら全部を一掃しました。この後、ノテックライト、ヘッドライト、車幅確認ポール、ホーン等を付けていきます。取り付けに関しては塗装直前に行いたいと思っています。とても細かい部品がこ々に集中していますので。自分の鈍臭さから言うと100%壊してしまいますから。

先日町に久しぶりに出たのですが、家に帰って気が付けばあら不思議!持っていた買い物袋にはイタレリの20mmFLAKが入っていたのです!!これはホルヒに載せろという上様のお告げですきっと...。と言うわけでシートをXにして荷台を製作する事に。   Aの部分には薄い鉄板をつけたように薄めのプラ板を取り付け、そして荷台のフロアーを載せる為の部品Bを両方のタイヤハウス上に取り付けました。


そしてプラ板とプラ棒で荷台本体を製作。100%でっち上げですのでご注意ください。似たような物の写真はありますが.....。実際この手の車両は少数空軍所属の対空砲部隊に配備されたようです。