ドラゴンIII号G型突撃砲:
シシリー等でも制空権の欠如は日増しに顕著になり、カモフラージュ無しに行動をとることはあり得ませんでした。乾燥した土地ではありましたが、緑が比較的多い夏場であり極端に萎れた草木はかえって目立つので頻繁に取り替えられたようです。作例ではその雰囲気を伝えるためにドライフラワーを大量に使用しました。実戦ではさらに多くの草木を使用したと思われますが、模型的見栄えを考慮し作例の程度に抑えました。主なディテールアップとして蝶ネジ、チェーン、溶接痕、そして防水カバー等の追加を行っています。その他では車載工具類クランプ類をエッチングに交換し、車体上面ハッチ類本体とレバー等の部品を薄く加工しました。言わずと知れた名キッとですので、ストレート組でも十分迫力ある一品に仕上がります。
塗装&マーキング:
ダークイエローベースの車体に2色もしくは3色迷彩を用いて塗装されていましたが、そのパターに関しては様々な物があったようです。砲身を中心に車体前面に特徴的な迷彩を施した突撃砲が多く見られました。バルカンクロイツは多くの車両に施されたようですが、2桁の白色車体番号表記は全ての車両に採用されていなかったようです。HG師団戦車連隊所属の第3戦車大隊は突撃砲で構成されていました。(主にF、G型で105mm砲も含みます。)作例は第3大隊第9中隊所属の車輌です。白地に黒で描いています。
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