自転車セットについている一人ですが。全体的にシャープなモールドでよく出来ていると思います。今回は右腕をその辺にあった古ーい物と交換。ヘッドはおなじみホーネットのこれまた少し古い製品です。ヤフオクでお安くゲットさせていただいた分です。
A: タミヤの古い製品の共通点。手がでかい!手首がぶっとい!それもかなり重症です。これを相当時間をかけて修正しました。はー。疲れます。でも、手の出来は頭の次に目立つ所だと思いますので根気よく。この辺の処理はデザインナイフでなんとかなりました。(ただしこの部分を修正するだけでナイフの刃が数本必要だったような.....)
B&C: 細くした手首の部分に隙間が生じるので立体的に見せる為にもここは少々彫っていきます。その後縫い目のモールどそしてシワを追加すれば出来上がりです。
古い製品に使われていたプラスチック素材は軟らかいのでナイフ加工が容易です。ささくれや、極端なナイフの滑りがあまり発生しません。
服のシワを自然な感じに仕上げるのは何度行っても難しいと思います。左手と同じような仕上がるりになるよう注意しています。 (右画像参照)
D&E: 元々キットは両手を下げてハンドルを握った格好の物なので肩の部分を少々加工する必要がありました。Eを中心少削ります。腕が自然な感じで取り付けれる様にDには輪切りランナーをかましています。
F,G&H: エポパテで隙間を埋めます。
I: 画像で見て始めて分かるパーテイングラインの残り!デジカメで撮影してみると細かい”あら”がよく見えて修正するにはよいと思います。ただし面倒極まりない!! |
ということで大分処理が出来ました。全てタミヤのエポパテを使用しています。
首にはギャップを埋めるためスカーフらしき物を持ってきています。T-シャツや簡単に隙間を埋めるだけでもよいとは思うのですがこの方が少しでもパーソナライズ化出来るので?よく行います。右足膝にはお決まりのパッチです。左足裏にはペーパークリップを伸ばしたやつを刺し込んでコルクの台に乗っけています。何故か大量にクリップが自宅にあるもので....。
で、あれだけパーティングラインのことを言っておいてまだ残ってます例の場所に....。細かい事ですがどーせなら綺麗に仕上げたいと思います。
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”敵襲っ〜!!”
ストラップの細部はプラバンの薄切り片と極細ワイヤーを四角に折り曲げた物を使用しています。
キットの雑納には厚みがありません。これでは横からの鑑賞には耐えれないのでパテでを使い修正しました。。分かり難いですが雑納と水筒についているフック類も追加してあります。 |
動きのあるフィギアの表現はどうしよう?:
自転車に乗って走っているわけですから自転車も勿論ですがフィギア自身にも動きがないと駄目だと思います。そこでフィギアに関しては以下のような事を行いました。
頭部:
キットはヘルメットの前部にストラップがモールドされていましたが削り取り新たにパテを使用してストラップを追加しました。この際ストラップが出来るだけなびいている様に工夫したつもりです。ホーネットの少し古いメタルヘッドですが、よく出来ています。
その他:
基本的なポーズには変更は無いのですが装備品に関してはヘルメットのストラップと同様にフィギア本体から少し離して接着しています。離すわけですからこちらも新たにストラップ類をパテおよび鉛板で追加しました。
こちらの方はなびいているのではなく”バタバタ”しているという感じです。(でもこの違い、再現できるわけ無いですよねすみません。)ストラップの他は水筒、および肩章のボタンをそれぞれ追加しています。 |
スロープを少しつけました。この方が動きがある様に見えると思いましたので。発泡スチロールですが納豆の容器とあとはお菓子か何かについていた物を重ねてハンダごてで表面を成らしました。
飾り台:
東急ハンズで見つけた木のブロックは100円以下でした。300番のペーパーを使用してからニスを塗っています。円柱の方がよかったのですが手ごろなサイズが見つからなかったので...。画像ではよいのですが実物の表面は荒いです....。ペーパーがけはきちんと行いましょう。反省。 |
自転車:
エッチングの存在を教えてもらったのですがあまりにもこの自転車用としてはお高いので使いません。走行中なのでスポークいらないし〜。(だから走行中にしたんです。)
削り込みとプラバン、ワイヤー類のみでディーテールUPを行います。一番問題になりそうなのがサドルの下の部分になりそうです。
強度を考え支えにはピアノ線を使用することにしました。兵隊さんメタル製の頭でっかちだし。
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画像では分かり難いですが上着(JNグレイ)とズボン(REMグレイ)の色調は微妙に変えてあります。やはりズボンの方が消耗が早いらしく上下同じ色調の物を使用している場合の方が珍しいのかも知れません。
ベースにはタミヤアクリル、輪郭強調、影等のグラデーション塗装はVALLEJOを使用してみました。 |
細部の部品をワイヤー等で自作。荷台に何を載せるか?
強度を確保するためにシートの部分からワイヤーをぶち込んでいます。勿論兵隊にもまさに尻りの穴が必要です....。 |
フィギアはほぼ完成です。
今回は顔の一部分以外は全てをアクリルで塗装しました。
アクリルは色を多少重ねても明度が落ちにくいため自分のように何度も塗りなおす癖のあるものにはととてもよい素材だと思います。水性のため寒くなりだすこの時期窓を頻繁に開ける必要も無いというのもありがたいと思います。
下地処理にはかなり時間をかけたのですがいざ塗装に入るとやはり荒い所が目立ちました...。こんなに小さいのに手間隙が本当に掛かります。でも、塗装の仕上がりは個々で左右されるのでがまんがまん。ひたすら1000番で磨きます。
襟章は一度モールドを削り取ってから薄く削ったプラバンを貼り付けています。この際襟章の塗装を完了させてから瞬間接着剤で取り付けています。 |
襟章等白く見える部分には”白”ではなくアイボリー系の色を使用しています。白は少しコントラストが強すぎるように思っています。同じ意味合いから”黒”の部部にはダークグレイを使っています。
完成品 |