ARMOUR MODELLING DEC.ISSUE
altering an old VP figure: part two

ポーズ確定、下地処理:
右腕の芯は銅線を使用しているため、まだある程度曲げることが可能です(手首とひじは固定していません)。
頭部も同様に動きます。ここで、細かいのポーズの確認をおこないます。ちょっとした首や手首のひねりとかによりずいぶんと表情が変わるものですから、最後まで調整を出来る限り行います。画像はタミヤエポパテで肉をつけた後ですが、この後、デューロパテにて衣類を追加します。撮り忘れです・・・。ズボンの縫い目は忘れずに追加します。極細ペンで下書きを行ってからデザインナイフで軽くなぞるように線を引いていきます。

もともとある細かい傷や気泡や隙間をマメに埋めていきます。
特にパーティングラインを消した部分や深く掘りなおした部分の周辺は新たに傷が出来ているので入念に処理を行います。面倒な作業ですが、ここで手を抜くと必ず塗装した際にムラになるので確実に修正します。また自分の場合、こうして撮影した画像を一度モニター上でUPさせて、肉眼ではなかなか見えてこなかった傷等を確認します。それらの傷は再度修正します。

頭部の取り付け:
ちょいと戻りますが・・・。頭部の取り付けですが、ルーターでかなり深い穴を胴体に施します。そこに首をはめ込みます。一度に穴を開けずになるべく首の太さにあわせて開口します。右手はタミヤパテ製で一部指をまだ取り付けていません。ポーズが決まってから指の部分はもう少し掘り込みます。

VAPの製品は良い意味でディーテルが省略されている分、改造できる余地が多々残されています。よって作例のような部分的な改造にはとても向いていると思います。最近流行のシャープなモールド、そして細かいしわの表現こそありませんが、その分、分厚目の冬季迷彩服のボリューム感と”柔らかさ”が比較的よく出ているのではないかと思います。好みの問題ではあると思いますが・・・。

サーフェーイサー:
タミヤの物を使用。細かい傷を発見がちなので、これもマメに対応しまする。500、1000番程度のサンドペパーで磨き、また傷が大きい場合は画像のようにタミヤの溶きパテで修正します。埃等が付着している場合にはデザインナイフ等でそり落とす必要な場合があります。そしてサイドサーフェイサーを吹き付けます。
この作業を3回程度繰り返えせば完璧!その後ルーターに取り付けたナイロンブラシで研磨します。
ふ〜これでようやく塗装に入れます!